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水師営の別館

プロ野球・時事評論・就活・身の回りを中心にあれこれ述べるTwitterのスピンオフ的ブログ

黒ずくめの就活生たち

説明会でいい子のふりして心中、上の空な水師営です。外向きの態度を自ら取ることはこれまでの人生でよくありましたが、他人が望む「いい子像」を演じるのは大変疲れるなと改めて感じます。そんな気持ちは他の子も共通のものかと周囲を見渡すと、意外にも皆さん健気に努力オーラを持続させ、信じられないメモの量と、キラキラした目をしています。



それは性格や価値観の違いなので問題ではないのですが、一つ気になって仕方ないことがあります。それは男女問わず皆、黒づくめであることです。どうしてこんなに真っ黒なのか、どうして何ら違和感を覚えないのかと疑問ばかり噴出します。赤の他人に「なんでそんなに真っ黒なの?」と聞くわけにいかないので、いつも心の中でそう感じています。



我々の親世代の場合、男は紺スーツがメインで、女は様々な色や柄のワンピースが多かったと聞きます。しかし今や男女問わず真っ黒です。こうなったのは不景気で暗色が流行した結果だの、喪服にも使えて汎用性が高いだの、売れない黒スーツを就活用にした紳士服屋の陰謀論だの種々理由が挙げられますが、根拠のある、説得力のある理由ではありません。



社会人の世界では灰色や紺色が基本ですし、黒色でも光沢があったり、やや灰色がかったものが殆どです。従って黒色以外のスーツを着ることは悪目立ちでも個性の履き違えでもなんでもないと考えますが、皆さんはどう考えますか?墨汁をぶちまけたかのような黒さ、生地の廉価さがスーツの酷さに拍車をかけており、これは異質だとつくづく感じます。



因みに私はダークグレーのスーツを買いました。お店で見たより黒っぽいのが少し残念でしたが、他の学生と比べると色も生地も違うとそれでも思います。スーツのみならず鞄も外套も黒、しまいにはネクタイも黒色系の子がおり、本当に葬式帰りかと感じます。ため息がでるけど、やらないといけないこのシューカツ制度が黒色を強いるのでしょうか…



なぜ黒ずくめになったのか…「個性や人格を消したい」学生が増えたからではないでしょうか?企業は「挑戦!変革!」と改革志向の人物を望み、美辞麗句を並べる一方、同質的人物をより望む現状に適応するにはこうするしかないのかなと思います。出る杭は打たれるどころか、出る杭は排除される今日ならではの対応なのかもしれません。



ただ個性や人格を消す手段として真っ黒スーツは適当なのか?仮に消すにしてもそれは合理的なのか学生側は考える必要があるし、企業側も学生を不気味と言う前に真っ黒スーツは止めよと滑稽な「強制」でもしない限り、今後も真っ黒就活生は跋扈するのだろうと見ています。スーツ7点セットに頼らない人が増えればいいなと私は切実に思います。