水師営の別館

プロ野球・時事評論・就活・身の回りを中心にあれこれ述べるTwitterのスピンオフ的ブログ

手書きエントリーシートの意味

相互に利益のあるウェブ提出

エントリーシート提出真っ只中の水師営です。この業種ならどこでもいいやと思いながら「御社しか!」という志望動機を作ったり、人生の結果論から強引に導いた「偽りの人物像」を臆面もなく書いたりしています。またこれから続出するはずの「お祈り」への覚悟はできています…


そんなエントリーシートも近年はパソコンで書ける時代です。ウェブ提出してから助詞の使い方や学歴欄などのタイプミスに後から気づいて『やっちまったな…』ということがあったのはここだけの話ですが、ウェブ提出型は時間的にも精神的にも学生に利点が多いです。企業も情報管理面で利便性向上につながったことでしょう。


それでも存在する手書き

そんな時代なのに自筆を要求する企業はまだ多いこと…ITの発展は生活を一変させました。IoTとかビックデータとかクラウドとかネット用語の氾濫する時代なのに手書きです。陋習を破り、文明の長を取ることを進歩というなら「手書きエントリーシート」は守旧派イデオロギーという言葉がお似合いです。


ある企業は手書きをPDFにするよう要求しました。PDFにするなら最初からウェブにしてよ!と叫びたくなります。また手書きは心がこもるという指摘もありますが、嘘ばかりのシューカツに『何を綺麗事を』とも言いたいです。コピペを防ぐという意見もまた、実際のところテンプレの転記になるだけで広義のコピペであることには変わりません。


おっさんは手書き好き?

結局のところ手書きが存在する合理的理由は見当たりません。単に昔からそうだったという「ことなかれ主義」や気持ちが伝わるという「精神論」の賜物なのでしょう。特にエントリーシートもグループディスカッションも何もなく入社したオジサマ世代のご意向でしょう。論理の前に権力を備えた感情は普通勝てないものです…


彼らは「自分らも手書きだった」と言うでしょうが、彼らの手書きはせいぜい履歴書と志望理由だけ。気色悪い自分語りも大喜利じみた設問もありません。あのおじさんたちは絶対書けないでしょう。手間をかけさせると人柄が伝わる…字の上手い下手は性格とは別な要素ですし、字で性格が分かるなら占い師として生きていけばいいのにと思います。


手書きがあり続ける根本的問題?

ことなかれ主義も精神論も彼らがいなくなれば解決するので時間の問題でしょう。今の40代後半以降が引退すればウェブ提出は強まるはずですが、ゼロにはならないでしょう。手書きエントリーシートがある最大の理由は「採用志願者の削減」です。学生の手間というより企業の手間の問題です。


就職サイトのおかげで企業との出会いの場は格段に増えた一方、志願者も増えました。私のように何となくポチった人や人気企業という理由、そしてFランク大学生の応募も増えました。排除のための手書きという反論はやや説得力があります。それなら就活サイトに登録しないか、学歴フィルターをフル活用すればいいのにとも思いますが…


手書きエントリーシートもう一つの問題

手書きの面倒臭さや無駄な精神論も乗り越えるしかないのが現状ですが「封筒と切手代」という問題も嘆きたいです。切手は120円もかかります。これが複数もかかると結構な負担です。ただでさえ交通費、食費などがかかるのに手痛い出費です。手間と熱意を我々に求めるのなら、封筒と郵送料くらいは負担してほしいものです。


料金後納や料金受取人払などの制度がありますし、これなら本当に手書き提出する気のある人が提出する制度は一応維持されるはずです。費用という反論もあるでしょうが、出し惜しみするなと感じます。もちろん手書きは熱意があるとは思えませんし、偽りと欺瞞に満ちたものだと思っています。我々の世代で手書きエントリーシートを滅ぼすしかないのかな。