水師営の別館

プロ野球・時事評論・就活・身の回りを中心にあれこれ述べるTwitterのスピンオフ的ブログ

ある同級生の内々定先

近づく大学生活の終わり

早々に忌まわしき就活を終え、怠惰な生活を送っていたところ秋風を感じる季節となりました。卒論を書かないと、思い出作りに友達と遊ばないとなどあれこれ思案する時期ですが、いよいよ来月には「内定式」を迎えることになりました。私は一番最初に会社説明を受け、一番最初に内定を貰ったところに入社することを即断しましたが、これがいい選択だったかは来春に答えが出ることでしょう。


私は説明会や面接、内々定後の懇親会などで得た感触を根拠にブラック企業ではないと判断しましたが、世の中には悩むまでもなく、辞退すべき企業があるのも事実です。ネット上の情報、募集要項、業務内容などから勘案してそう言われます。今回はそんな危険な香りのする企業に内々定を貰い、辞退した同級生から感じたことをお話します。


有名企業から内々定を貰ったとはいえ

彼はある日、誰もが知る、規模的にも大企業な有名食品企業から内々定を貰ったと話してくれました。本人いわく「他の企業の面接もあるからまだ決めた訳ではない」と言ったので、私はおめでとうと次の面接頑張れよと言ってその場は終わりました。その後、私は『あの会社有名だし、どういう処遇なんだろうな』と気になりネットで検索をかけると、どうもよくない情報ばかり流れていました。


ネットの情報は玉石混淆だし過信は禁物と思いつつも、どうも昔から悪い噂ばかり流れる企業だったことが分かり、一抹の不安を覚えました。自分の就職先が本当にどうなのか分からないのに、人の人生を案じるのも変かと思いましたが、調べれば調べるほど『これはマズイ』と思うようになりました。有名だからホワイト、大企業だから安泰というのはこのご時世通用しないのかなと感じました。


私が不安に思った理由

まず「給料の低さ」です。もちろん初任給の高低がその後の生涯年収に直結するとは限りませんが、基本給があまりにも少なく、固定残業代込みの「残業代ありき」の給与体系なんだなと思いました。次に「激務な業務内容」です。文系新卒のほとんどが営業職とはいえ、そこの会社は体力勝負、長時間労働の要素が強い営業でした。彼は小柄で、痩せ形だったため大丈夫かな?とまた思いました。


社風も体育会系、離職率も同業他社に比べ高いなど彼の性格には合わない情報ばかり目にし、絶対潰されるなと危惧しました。後日その彼に再び会った時、私は「あそこは止めた方がいいし、せっかくの売り手市場なんだから他の企業に行った方がいい。」と言いました。私の話が影響したのかは知りませんが結局彼は全く違う業種の事務職から内々定を貰い、そこに行くことになりました。


当たりクジを引くために

どこの企業説明会に言っても悪いことは当然言いません。私が受かったところももれなくそうだったと思いますが、選考過程を経ていく中で感じたものを信じることにします。一方で信憑性の高い悪評ばかり流れる企業には信頼は生まれず、払拭するための行動を彼らは起こす責任があるはずです。しかしそうした態度がないまま現在に至ると思うとそこの商品を買う気はどんどんなくなりました。


税金は上がるが、給料や経済の大幅な成長は期待できない時代だからこそ安定や労働環境の良さを求める傾向が強まっているのでしょう。また就活というコストばかりかかる「茶番」を経験したからこそ一回で「ホワイト企業」を掴みたい意識も安定志向の要因の一つと思います。今後就職する皆さんも知名度や企業規模だけで選ぶのではなく自分の性格に合うか、健康に働けるか、処遇はどうか多角的な判断基準を作ることを推奨します。