水師営の別館

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【陣風賦】R1.8.13「大竹寛100勝」

古巣の本拠地マツダスタジアムで達成した記録は感慨深いものと語った。12日の広島戦にて巨人の大竹寛は5番手として登板し、今季3勝目を記録。同時に通算100勝目を達成した。6回2死満塁から登板した大竹は無失点に抑え、チームの5連勝と苦手な広島戦の初戦を勝利に導いた。


▼2014年に巨人にFA移籍して以降、苦しいシーズンが続いた。移籍後、二桁勝利は一度もなく、昨季にいたってはわずか一軍で2試合の登板に終わった。シーズン終了後には自由契約も覚悟していたというが、新たに率いることになった原監督の方針により契約続行となった。


▼切れ味あるシュートとブレーキの効いたカーブ、チェンジアップのコンビネーションが持ち味の彼だが、先発時代は中盤にどうしても燃料切れとなり打ち込まれることが多かった。先発としてはスタミナ不足が否めない印象があったが、今季中継ぎとして投球が光っている。


▼強みである制球力は、走者を抱えた展開や四球を出して嫌な流れを作りたくない状況での登板に好都合だ。また先発として投げきるほどはいかなくとも、回跨ぎやロングリリーフは可能であり終盤戦の中継ぎ陣を救う存在として期待大だ。


▼すでにプロとしてベテランの域に入った大竹だが、中継ぎとして短いイニングに力を注ぐとまだまだ威力十分の直球がある。先発としては厳しいのかもしれないが、中継ぎという新たな道でもう一花咲かせるのではないかと見ている。


▼逆転されそうな試合を逃げ切れたことは選手たちに自信と活力を与えたことに違いない。接戦や短期決戦にはベテランの技術と精神力は必要である。大竹の出番はこれから増えそうである。次の101勝目が早く来ないかと楽しみにしたい。


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