水師営の別館

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20代からの早期リタイア計画「サムティの株を買ってみた」

サムティの株を購入

新型コロナウイルス感染第二波への懸念と米国経済の弱い経済指標の発表から日経平均株価は大きく値を下げました。(このブログ記事を書いた時点で)企業決算も数字の悪い発表が続き市場に好材料がない状況です。しかし大きな下落は株購入のチャンスでもあり、中長期的な利益を得られる場面でもあります。そこで私は高配当株に的を絞り、不動産会社のサムティの株を購入しました。


サムティってこんな会社

独立系の不動産会社として大都市圏を中心に不動産の売買、賃貸およびホテルの運営を行う会社です。事業は不動産の売却を収益源とした「不動産事業」、賃料収入を収益源とした「不動産賃貸事業」、ホテル運営・マネジメント収益である「その他の事業」の3点から構成されています。不動産事業が売上の8割以上を占め、自社開発したファンド向けマンションの一棟販売や、分譲販売会社向けの卸販売、外部マーケットから取得した収益不動産の売買を行い収益を得ています。


ここ5年での売上高増はめざましく、2015年の384億円から2019年の855億円と著しい成長を遂げています。景気拡大の流れに合わせて利益を出してきたことが分かります。また取引はBtoB(事業者間取引)のみに特化しており、グループ会社やREITの法人であるサムティ・レジデンシャル投資法人を活用したビジネスを展開しています。


コロナ禍でも高配当を維持!

7月に第2四半期連結累計期間の業績が発表されました。売上高は27,322百万円(前年同四半期比42.9%減)、営業利益
5,368百万円(前年同四半期比61.5%減)、経常利益4,301百万円(前年同四半期比66.4%減)、親会社株主に帰属
する四半期純利益2,939百万円(前年同四半期比67.5%減)となりました。黒字は確保されましたが大きな売上と利益減となっていることが分かります。


しかし中間配当(基準日5月31日)は38円と当初予想通りの実施となりました。期末配当も配当予想の44円を維持したままであり、年間配当は82円が予定されています。7月31日時点での配当利回りが7.16%となっています。配当性向も33.2%とまだ余力がある状態です。株主への利益還元を重視していることから期末配当も予定通り実施されるのではないかと思います。


安値で買えたと思う

私は1150円で株を買いました。最初は1200円あたりで買えればいいかなと思っていましたが事前の日経平均先物の下落を見て大胆に購入金額を引き下げることに成功しました。配当利回りが7%を超える金額で買えたことから私としては満足しています。減配、無配の懸念が小さく安定的な収益が確保できそうなので安心しています。


高配当株を中心に引き続き購入を進めていきたいと思います。次の目標はオリックス住友商事電源開発です。いずれも配当利回りが5%を超えており、安定した利益を出している企業です。慌てることなく時期を見計らって適切なタイミングで買っていきたいと思います!