水師営の別館

Twitterで呟ききれなかったことや最近気になったことを書くブログです。

国民民主党の選挙結果について

参議院選挙終わる

7月10日投開票が行われた参議院選挙で私が応援していた国民民主党は改選7議席から2議席減の当選5議席となりました。大分県選挙区の足立信也議員と比例区の矢田わか子議員を当選させることができませんでした。特に矢田議員の落選は手痛いもので少子化対策子育て支援に対し手厚い政策を訴えてきた方でした。党としてその方針が揺らぐことはないでしょうが第一線で活躍された議員が国会から去ることは痛恨の極みです。


また矢田議員の落選により参議院での電機連合の組織内候補がゼロになってしまいました。基幹労連とJAMは組織内候補を当選させるため立憲民主党への鞍替えを行い今回当選した例もあるので、残ったメンバーで電機連合とコミュニケーションを図り引き続き支援してくれるようにお願いしてほしいものです。一方、当選者は選挙区で2、比例区で3となり、事前の議席予想では比例が2だったところを3にして約316万票を集めました。


前回より比例票を伸ばした国民民主党

比例区で集めた316万票は昨年行われた総選挙で獲得した259万票から約2割伸ばし健闘を見せました。特に10代、20代での支持が高く、未来に投資を呼びかけた玉木代表のアピールのおかげだったかと思います。しかし旧国民民主党で戦った2019年の参院選で獲得した348万票には届いてないのでまだまだ努力しなければならないでしょう。


さらに民間産別4候補全員を当選させたかったら比例区では400万票以上の集票が必要であり今のままでは力が及んでいないと言わざるを得ません。これを打破するためには10代から30代の若者世代との交流を増やし投票に行ってくれる有権者に育てること、民間労組との綿密な連携を図り見捨てられないようにすること、大都市を中心に積極的な候補者擁立を行い宣伝力をアップさせることが必要だと思います。


国民本位、政策本位で信念を貫け

参議院選挙自体には負けましたがこれで落ち込み野合的な連携に回帰するのではなく、結党以来貫いてきた「対決より解決」「改革中道」「政策先導型政党」の基本理念で議論を進めてもらいたいと思います。少しずつではありますが国民の中にも自民党では物足りない、なんか違うと思う層が国民民主党支持に移っています。彼らのかすかな期待を形にするためにもブレてはいけないと思います。


政策実現のために時に自民党公明党の与党の中に入ってまで政策協議を行ったことには一抹の不安も私にはありました。しかしガソリン価格の値下げが実現しており部分的にではありますが言ったことを守っていると評価します。参院選後は「給料が上がる経済」に向けて積極財政と人への投資に力を入れてほしいものです。また安全保障政策、エネルギー政策、憲法改正についても重大な局面を迎えることが予想されます。自民党を引っ叩くような議論の主導を願うものです。


未来につなげよ!頑張れ!国民民主党

非改選の5議席と合わせ国民民主党は10議席になります。無所属議員と会派を組み13議席くらいにはなるでしょうが、この精鋭たちで次の選挙までにしっかり政策提言と世論の喚起を行ってほしいです。特に国家の基本政策となる外交・安全保障とエネルギーについて現実的で意味のある主張を期待します。防衛費増額のために何に重点を置くべきか、自由で開かれたインド太平洋の構築に向けて何をすべきか、エネルギー不足に原発再稼働を勇気を持って言えるかなどを期待します。


また若者に支持されているという点で未来は明るいです。だからこそ数年先に解党とならないように団結心を持って党運営にあたり小さな集団で路線対立とならないように玉木代表と榛葉幹事長と大塚代表代行で協力を続けてほしいです。来年には統一地方選挙もあります。地元での活動が国政での躍進のきっかけにもなるので候補者発掘と積極的な擁立を求めたいです。厳しい戦いは続きますが全員で盛り上げていきましょう!