水師営の別館

Twitterで呟ききれなかったことや最近気になったことを書くブログです。

20代からの早期リタイア計画「2018年を振り返って」

今年が終わる

人生の転換年となる2018年が終わろうとしています。大学を卒業し、労働者となったこの一年、特にこの9か月間は忘れられないものになりました。また新たな一年を迎えるにあたって去る年を振り返りたいと思います。


元々仕事に「やりがい」というものを期待していませんでしたが、ここまで仕事とは満足感がないのかと失望しました。承認し合う態度、肯定し合う姿勢、感謝し合う言葉のない職場だったということは早期リタイアを決意させた一つの要因でした。楽しいと思える瞬間が一つもなく、早く帰りたいの一心です。しかし上司は古い価値観の人、徐々に定時退社が困難になっているのも気がかりです。


思ったよりも定着率の悪い会社だった

3年離職率がゼロだったので、若手も頑張って働いていける会社だと入社前は捉えていました。しかしそれは間違った判断でした。中堅層の少なさと退職や休職をする人が多かったのです。その原因は何か、知る由もありませんが、なんとなく私には分かる気がします。


会社の体質がとにかく旧態依然としており、そのしわ寄せが常に若手にかかっているという点に尽きるでしょう。小さなことで言えば、以前取り上げた「職場の土産」問題でしょうし、賃金と仕事量のバランスの悪さなど、昭和を今もなお引きずる会社の風土は少なくとも私には労働時間以上に負荷のかかるものであり、これに耐えきれず退職や休職する人が中堅層に出てきてしまうと考えています。


報われる未来が見えない

それでも耐えに耐えれば出世して、給料も上がるというモデルケースがあれば多少は気が楽になるでしょう。しかし業界は成長産業でありませんし、コストダウンと口ばかりの生産性向上が叫ばれるだけです。いずれ我々の給料に影響を及ぼすことでしょうし、精神的な疲弊に耐えきれる保証も自信もないため、安く使われる展望しか見えません。税金も上がる一方で報われなさは強まるばかりです。


中堅層は薄く、また就職氷河期のせいかその上の世代の少なさも目立ちます。結果社内は50代から60代のおじさんと30代前半以下の若手で基本的に構成されています。年功序列を信じ、その果実を享受する人たちと、もはやそれらが失われた若手の間には溝があると認めるべきでしょうがそれは無理でしょう。苦労は苦労のままに、少ない裁量と給料で多くの責任と仕事量を課せられては不条理です。


20年も耐えるままでいいのだろうか?

続けるにしても20年で辞めるつもりでいますが、そこまで忍耐強く働ける心の強さが私にはないと日に日に確信してしまいます。心を病み、現在もなお休職中にある30代後半の社員が復帰できない状況は心の晴れない私にとって他人事には思えません。次は私ではないかという杞憂のような不安とこれからずっと付き合うことが労働だとすれば不満しかありません。


それから解放されるためにはとにかくお金を貯めるしかないのですが、それでは当座をしのぐ程度のお金にしかなりません。内心、本当にやりたいこと、好きなことを職業にしてみたいという気持ちもあります。とはいえリスクもありますしそのための準備も必要です。これはすぐに答えを出す必要もないでしょう。時が解決しない問題を抱えてしまった以上、よく考え結論を出したいと思います。