水師営の別館

Twitterで呟ききれなかったことや最近気になったことを書くブログです。

もしも○○電力に入社していたら

仕事をしていない時期が3年経過

私は2019年の5月末から会社を休み今は無職になっています。途中二度復職を試みるも失敗し、休職期間満了で復帰するも度重なる過剰な叱責により恐怖を覚えてしまいそのまま退職することとなりました。休職前の環境は長時間労働、業務過多、上司の支援がない、派遣社員への指導など私には厳しいものばかりで、肉体的にも精神的にも不調をきたし今も服薬は欠かすことができません。


まともな仕事は過去3年間したことがなくこれは同世代の男女に比べて大きなハンデになっています。新卒から数年たった今の時期はまさに仕事を覚え、経験を重ね、資格も取っていく成長期です。その期間を自宅で療養しながら休んでいたのは大きな差を生んでいると実感しています。私が障害者雇用を選ぶことにしたのはこのキャリアの空白と経験不足と強い叱責に耐えられないからです。


障害者雇用で諦めるかもしれないもの

簡単に言えば自分に自信がないから「障害者雇用」という配慮に期待して就労しようとしているわけです。しかしこの道を選んだら得られるものもありますが、諦めるかもしれないものも多いだろうなと思います。その筆頭格は「経済的豊かさ」です。障害者雇用という括りになると基本給や時給がガクンと減ってしまいます。配慮の代償が理由らしいです。フルタイムで働いて年収200万円という求人も普通にあります。


私は避けますが賞与や昇給、退職金なしの企業もあるようです。日々の頑張りや経験値の向上が一切評価されない職場に行かないようにします。次に諦めるかもしれないものは「恋愛や結婚」です。精神障害者と知られるとどうしても敬遠したくなる気持ちは私も分かります。余程理解のある人じゃないと私は透明な存在になるのでしょう。また結婚も一番目の理由も相まって低所得で非正規雇用なら誰も気にかけてくれないと思います。特に日本の男性は経済力が問われるのでそこを提供できないことは覚悟しています。

それでも3年、5年働いた実績が欲しい

一人で生活できるだけの給料や福利厚生があるところを見つけてよりホワイトな職場で働くことで、障害者雇用で諦めるかもしれないものの確率を低くしていくことしか私には道がないと思います。趣味や投資にお金は使いたいですし、家庭を築くには残された時間も少ないので次の就職先は大事になってきます。まずは一年二か月しか働けなかった過去を克服するために、3年〜5年安定して働くことを実現したいです。


新卒同様経験がない、疲れやすい、焦燥感に苦しめられる、叱責にトラウマを感じている、不平不満を口にできないなど私の働くスキルや病状、性格などを考慮すると障害者雇用の中からベストな企業を見つけるしかないと思っています。残業、転勤、出張、営業などは体調悪化の原因なので理想としては慎ましく事務職をこなすことができればと思っています。自信がついたらまたそのときに転職を考えればいいのでまずは自力をつけることを優先します。


ネットの暗い声は励ましになりません(笑)

障害者雇用の不平不満でよく挙がるのが給料の問題です。数年働いてるのに昇給がないとか、健常者並に働かされているのに給料は障害者とか、自分よりも働かない人が私の倍以上給料を貰っているとかお金にまつわる問題をよく目にします。障害年金は必ずしも貰えるとは限らない、実家を頼ることもできない個人が増えていく中で障害者雇用の給料の少なさは大きな問題となっています。


ネットの搾取されているような状況はこれから障害者雇用で働くことを目指している私にとっては暗い気持ちになります。頑張っても報われない仕事、生活ができない仕事、趣味や娯楽が楽しめない仕事は正直苦痛です。精神障害者だから恋愛や結婚も諦めなきゃなと薄っすら感じていますが、それもできない、一人での生活も危うい仕事になるかもしれないという恐怖があります。どうか障害者雇用のリアルを知るためにも幸せに過ごせている声も聞ければと思っています。