水師営の別館

Twitterで呟ききれなかったことや最近気になったことを書くブログです。

【陣風賦】R1.8.23「GSOMIA破棄と日本」

この驚きと失望をいかに表現すればよいか。韓国政府は22日、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を発表した。先般、日本政府より発表された対韓輸出管理の見直しが原因とのことだ。しかし自らが招いた災いを責任転嫁した上、安全保障においての連携すら拒否するという始末だ。愚かな判断と言う他ない。


歴史認識や領土問題で常に対立と対話を繰り返してきた日韓関係だった。しかしながら大局的判断より譲歩を重ね、東亜の保全と平和のため我が国は進んで援助と協力を行い関係構築に向け歩んだ。


飴細工でできたかのような不安で脆弱な関係でありながら、実務者レベルから連携を充実させてきたのが安全保障分野だった。その分野にて破滅的選択がなされたことの意味を強く受け止めたい。


▼この対立に米国が懸念を示すのは最もだ。米国の同盟国同士が対立を深め、地域の安定が乱れるからだ。とはいえ一方的に破棄を通告され、なり振り構わず対日強硬路線を取られてはなす術もない。


▼虚を突かれた破棄だが、誰が困り誰が笑うかを想像すればよい。北朝鮮の脅威と微笑む中露の姿を思うと、情報共有を失い、国防と外交の大方針も迷い狼狽する彼の国とその民の未来が予期される。


▼我が国はこの暴挙に動揺し譲歩することなく不動の姿勢を取るべきだ。安全保障の意義を説き、自省を促し、正道に戻ることを求めるだけだ。三国による連携が崩れ去ったことは大変遺憾だが、地域の情勢は油断を許さない。今や防共の最前線は日本だ。日米の強い同盟によってその護りを強固にしなければならない。


アンケートモニター登録
(お小遣い稼ぎのためにぜひマクロミルのアンケートサイト登録してみてください