水師営の別館

Twitterで呟ききれなかったことや最近気になったことを書くブログです。

20代からの早期リタイア計画「株式投資の難しさ」

国内個別株の保有

昨年末から株式投資を始め2か月ほどが経ちました。現在、4社の株式を保有していますが2社でプラス、2社でマイナスとなっています。配当目当ての株式やキャピタルゲイン狙いの株式など保有銘柄それぞれに意味を持たせてプラスにさせると計画していても評価損になるから株というものは難しいですね。


果報は寝て待て

株の基本は「安く買って、高く売る」ですが、どこが安値(できれば底値)なのか把握することは大変難しいものです。発表される経済指標や時事的な話題から勘案して株価全体の上下は予測できるとはいえ、個別具体的な数字まで予測することはほぼ不可能でしょう。私自身底値で買ったと思いきや、二番底、三番底を経験し、マイナス幅が拡大したものもありました。


この時、利益が出ないことを焦ってしまうのは禁物だと自分に言い聞かせています。長期保有すればするほど利益を得られる確率は高くなると聞きますからそれを信じている状況です。売ればその瞬間損失を計上しますからね。時に予測は外れ期待を裏切ることになりますが、焦らず、長い目で見て利益を得ていくことが投資で勝つ道なのだと思っています。


投資は余裕資金で

したがって評価損に一喜一憂しないためにも投資は必ず余裕資金で行うべきでしょう。虎の子のお金を勝負に回すのはあまりにもリスキーであり、まとまったお金が必要になったときに不本意な形で株式を現金化しないためにも余裕を持たせる必要があります。


余裕資金で行うことは果報は寝て待てと考えられる精神的な余裕にもつながります。これから投資を始めようと考える人はまず貯金から始めるといいかもしれません。お金を増やす前にお金が貯まる体質作りに励むことが投資への第一歩につながると思うからです。


まずは家計の把握から

貯金ができる体質作りのためにも自分がどれだけお金を得て、使っているか知る必要があります。貯金がなかなかできない人が投資を始めることは不可能だと思います。投資のためのまとまったお金がそもそも生まれませんし、あらゆるリスクに対して脆弱だからです。


株式投資の難しさはたくさんありますがやはり基本となる「収支の把握→貯金→投資」のステップを身に付けられるかが最初のハードルになるのだろうと思います。だからこそ家計の把握から株式投資は始まると考えます。ぜひそこからやってみてください。

【陣風賦】R2.2.11「野村克也逝く」

偉大な名選手、名監督がこの世を去った。プロ野球南海ホークス選手兼任監督としてプレーし、ヤクルト、阪神楽天で監督を務めた野村克也氏が11日死去した。84歳だった。


▼入念なミーティングと緻密な作戦を展開する野球はID野球とも称された。彼が遺した理念の一つに「プロセス野球」がある。その野球哲学は自身の絶え間ない努力に裏打ちされたものであった。


▼無名の高校から捕手として入団した野村氏は一年目のオフに見込みなしとして解雇を通告された。それでもなお燦然と輝く成績を残せたのは人一倍の練習というプロセスがあったからだ。「プロセス重視なくして、真のプロは生まれない」と語ったのはそのためであろう。


▼野村氏は決して結果を軽視しているわけではなかった。「結果がほしければほしいほど、そこにいたるまでの内容を第一義的に考えなくてはならない」ためである。天才型ではなかったからこそ言える発言だ。


▼また野村氏は「『失敗』と書いて『成長』と読む」とも語っている。結果至上主義で成果ばかり求める昨今の風潮を否定する金言ではなかろうか。成果と過程は切っても切り離せない関係にある。失敗しないことを重視するあまり、個人がチャレンジすることを妨げるようにはなってないか憂慮している。


▼人間教育に重きを置いた指導方針は野球界のみならず、多くのリーダーたちに参考されてきた。それらの組織論、人間論は厳しさのなかに温かみがあり、論理的な説明なかに豊かな感情を感じ取ることができた。まさに言葉と共に生きてきた指導者の鑑だった。死してもなお言葉が語り継がれる限り、魂は永遠に生き続けるだろう。

わたし、うつで休職します「休職中だからできること」

休職して8か月が経過

休職して8か月が経ちました。暦の上ではもうすぐ春になりますね。暖かくなれば日々の活動にも意欲が生まれ、活動的になれるのではないかと期待していますがまだまだ2月です。なのでまだまだ寒さに辛抱しながら過ごすことになりそうです。8か月も休職していると、いつまでも続くのではないかと時折錯覚してしまうことがありますが、残り4か月の休職期間だと思って治療に励みます。


さて、この長いお休みの期間、私は静養に努めてきました。じっとしてきた8か月間から分かったことがあります。それは平日を自由に使えるという特権です。今日は平日特権について書くこととし、平日休みの素晴らしさについて紹介したいと思います。


株のチェックができる!

株は平日の9時から15時(なお11時半から12時半は休場)までしか原則できません。したがって普通に働いていたらトイレ休憩に行く際や昼休みなどごく限られた時間しか株価を確認することができません。しかし休職中ですので、期間限定の専業投資家として株価の動向を誰にも邪魔されず随時確認することができます。


また株価予想や注目株の選定などもリアルタイムで動く市況を見ながら設定することができます。さっそく私はREITで6700円儲けることができました。すぐ確認できるため、株価の上下にもやもやと思いを巡らせる必要がないのは平日休みの大きなメリットかと思います。


空いたジムで運動できる!

たまには運動しようとジムに行ったとき満員だと順番待ちをしなければなりません。その懸念が吹き飛ぶのが平日のスポーツジムです。無人とはいきませんが貸しきりに近い状態で鍛えることができます。黙々と運動したい方には平日のスポーツジムをおすすめします。(主婦や定年後のおじさんで多い場合もあるのでご了承ください!)


好きな時間に寝起きできる!

そして何と言ってもやはり大きいのは好きな時間に寝起きできることです。深夜番組を見ても明日を気にする必要がありませんし、目覚まし時計に悩まされる心配もありません。例えば深夜にやってる「日向坂で会いましょう」を明日が休みだとリアルタイムで見ても平気ですし、もっと遅い新内さんの「オールナイトニッポン」も明日を気にせず聴くことができます。


まるで学生時代の授業がない日のような過ごし方ですが、会社から基本給分を頂いていることもあり学生時代よりいい生活を送れているのが大きな違いです。貯金もできて、娯楽にもお金が使えるという余裕があります。もちろん治療の身ではありますが、このように楽しめることが増えてきたら回復への大きな前進とも言えるのではないでしょうか?



一年以内の復帰を目指しているので残り4か月となりました。アンケートと株で儲けながら給与所得大幅減の続く現状を乗りきりたいと思います。

わたし、うつで休職します「休職中の旅行」

2020年も休職は続く

年が明け早くも1か月が経とうとしています。今もなお、休職中の身であり家での静養に努めています。腰痛や腹痛、体のしびれといった身体的症状はなくなっています。一方で寝付きがいまだに悪く意欲にも波があり、まだまだ本調子とはいかない状態です。


そんな中、私の意欲に火をつけてくれるのが友人からの誘いです。引きこもりがな私が用事を作り、外界との交流を保ってくれる機会となります。その中で一番大きなイベントが旅行となります。休職中の旅行について私の思うところを今回は書くことにします。


休職中に旅行に行ってもいいの?

会社を病気で休んでいることから休職中に旅行に行くことはいかがなものかと考える人もいます。しかし薬を服用し、体調の変化に対応できる行程なら、気分をリフレッシュし、引きこもりがちな生活にアクセントを加えるという観点から私は休職中の旅行を肯定的に見ています。


特に精神的な療養が必要な場合、自宅で閉じ籠ってばかりいると気分がますます塞ぎ込んでしまいます。誰ともコミュニケーションを取らないというのは精神の安定から見ても危険でしょう。外に出て新鮮な空気や経験を味わう旅行はいい刺激になると思います。


非日常を味わおう

休職すると毎日が単調な、起伏のない生活になってしまいます。そんな生活から救ってくれるのが旅行です。行ったことのない場所を訪れ、料理や史跡を楽しむというのは格別な経験です。非日常性を休職中の生活にプラスすることで生きがいが生まれます。


注意すべき点

肯定的に見ているとはいえ、病気のために休んでいる身であることは忘れてはいけません。海外旅行や長期にわたる旅行は止めた方がいいと思います。心が楽しんでいても、体に負担がかかっていることもあります。旅行で得られる精神的充足と旅行で費やす身体的、精神的エネルギーの二つを天秤にかけ後者が上回るような旅行はおすすめできません。


あくまでも療養となるべき旅行が推奨されるのであって、その視点を判断基準にするべきでしょう。またSNSの投稿で同僚から顰蹙を買うことがないよう十分情報の取り扱いには気をつけるべきでしょう。


無理のない範囲で活動範囲を広げることは治療にもつながるというのが私の結論です。もし周りに休職中の人がいれば、その人の調子を見ながら旅行や飲み会でもいいので外出できるイベントを作ってあげてください。きっと喜ぶと思いますよ。

【陣風賦】R2.1.12「台湾総統選」

11日開票の台湾総統選で現職の蔡英文氏が勝利を収めた。総統選での過去最多得票を記録しての再選である。昨年春から継続して行われている香港民主化デモの影響があったことは言うまでもない。


▼蔡氏は香港に適応される一国二制度を明確に拒絶した。高度な自治を認めるとの言葉とは裏腹に実態は北京によって牛耳られている香港の姿を見れば当然の反応である。「今日の香港は明日の台湾」という言葉が示すように、民主主義への危機感が強く意識された選挙であったように思われる。


▼強い危機意識は特に若い世代に多かったという。世界中に散らばる台湾青年たちも選挙となれば帰国するという熱心さだ。たかが一票と思わず、祖国の命運を決める大事な一票と思う実直さは学ぶところが多い。


▼我々が期待を失いかけている民主主義や選挙だが、皆が関与してこそ機能するものである。主張する、議論する、代表を送り出す、これらが難しくとも一票を投じることは誰でもできるはずだ。彼らの志をしっかり見習いたい。


▼日本としても今回の勝利は歓迎したい結果である。蔡氏はこれまでも日本との関係強化を願う発言を繰り返してきた。経済や文化など多方面での交流深化が期待できそうである。


▼ただ勝利の余韻も覚めぬうちに現れるのは難題山積の両岸関係だ。今後さらに中国から政治的、経済的圧力が強まることは間違いない。圧力に屈したら一時の経済的利益は得られるだろうが、それよりも政治的自由を選んだというところに勝利の価値があるのではないだろうか。