水師営の別館

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マギーと村田

勝負強いマギーの打撃

オープン戦からどちらがレギュラーを獲得するかで話題になっていた巨人の三塁手争いはご存知の通り、マギーが勝ち取りました。これまでの正三塁手だった村田は控えに…オープン戦での不振に不安を感じる人は多数いたものの、開幕して以降いい意味で予想を裏切る安定的な活躍を見せてます。特に得点圏打率の高さは特筆すべき点と言えますね。


4月20日の試合前時点でのマギーの得点圏打率は.435と全体5位の頼もしい数字です。今季の大型補強で唯一当たりと言えるのは彼だけかもしれません。3番、4番の好調さが目立つが、クリーンアップの一角を担う彼もまたチームの打力向上の貢献者として評価されるべきは言うまでもありません。


去年の功労者でも控え

しかしこの活躍に安堵を覚えつつも、複雑な気持ちを抱く人もいるでしょう。そう村田の控えです。試合に出るのはいつも代打で、結果を残すも、マギーも結果を残しているからレギュラーの交代にはつながらない…昨季全試合に出場し.302 25本 85点という申し分ない成績を残してもレギュラーが確約されない厳しい世界だと改めて感じさせられます。


一塁には長年の貢献者である阿部が地盤を固め、あの大活躍から到底交代なんてあり得ません。もちろん代打に村田がいるという相手チームへの圧迫感は大きいけど、彼はまだまだ代打役に甘んじるほど身体は衰えていないし、精神に諦めが生じているとは言えない状況なのだから厳しい境遇ですね。


驚きのセカンドマギー

ベンチ村田の解決策になり得る、対広島戦の二塁マギーで、三塁村田、そして中井は外野という場面がありました。これには球場も騒然としましたが、残念ながらこれは一時的なもので今後、継続することはないでしょう。中井、立岡のセンターラインは維持したいだろうし、若手起用の方針で重信や岡本、石川を競争させたいから。加えて守備力の大幅な低下は間違いないですね。


夢の超重量級打線には見えるけど、守りに穴が大きいのは近年の野球は好ましくないです。2月時点でこんな記事は確かにあったけど、やはり打力がどうにもこうにもならない有事の作戦に見えます。幸いにも今の打線で機能している以上現実的には見えません。
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腐らず頑張れ村田

したがって当面ベンチスタートで途中出場が続く様子は変わらないはず。本人は当然悔しいだろうし、巨人ファンも厳しい世界の戦いの結果だと認識しています。やる気をなくして、いい加減な練習やプレーになることはないだろうから、とにかく与えられた場面で結果を残して愚直にアピールするしかないでしょう。


またマギーも阿部もベテランであるから不測の事態が起きるかもしれません。その時に万全の状態で村田が出場することは巨人の強みであろうし、他球団には脅威となるはず。とにかく「腐らず頑張れ」という言葉しかありません。これからも村田のアーチを見たい、そう応援するファンはたくさんいるから頑張ってほしいです。