水師営の別館

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クレヨンしんちゃんの映画を見て

ドラえもん&しんちゃん3時間スペシャルを録画してたので、つい夜中に見てしまいました…自分語りエントリーシートを書こうと思ったものの物語に引き込まれて最後まで見てしまいました。単純に面白かった、よかったという感想でした。小ネタがいつも以上に多かったと思うけど、これはご愛嬌でしょう。私は割と好きでした。
※ここからはネタバレがあります


子供の夢、大人の夢の対比

ユメミーワールドを維持する上で子供はユメルギーの供給源な一方、大人はユメルギーが小さいためあっさりと悪夢の世界へ排除されてしまいます。いつしか無垢な夢は失われるとはいえ、その別れをひしひしと感じる就活というこの時期は酷なものであります。憧れや希望を捨てて、世間体や現実を優先する私のユメルギーは微塵もないのかなと感じました。


しかし物語の中で、ひろしもみさえも童心や汚れなき心を示すことでユメミーワールドの中で抗うことができました。誰しも本当は純真な夢があるだろうし、それを抑圧しながら生きることの無情さを嘆かずにはいれません。今作では子供の心を全面に出し、最新作では心どころか子供に返ってしまいます。失ったものへの憧憬が込められているのでしょうか?


受け入れた悪夢の世界

悪夢を滅ぼすためにサキ含むかすかべ防衛隊が戦った結果、悪夢を撃滅寸前まで追い込みました。私は最後に悪夢を滅ぼす展開を想像しましたが違いました。サキは「ううん、消えなくていい、私の中にずっといていいよ。私はもう大丈夫だから」と(悪夢を表す)過去の自分自身に語ると彼女はいなくなりました。


もしここで悪夢を滅ぼしていたら、この映画は単なる『子供向けの怖ーい、不思議な作品』で終わっていたでしょう。しかし母親の死という悪夢(のような過去)をあえて受け入れる結末を描いた点で、清濁併せ持って生きる人間の強さ・弱さを表現してくれました。このラストシーンがあるからこそ大人も楽しめるいい映画になったのでしょう。


自分の中の悪夢は必ずいる

怖い夢という「悪夢」は見たことないつもりですが、「悪夢のようなトラウマ」はいくつかあったと思います。ただそれを常に心の奥底に抑圧してるだけで、無自覚に生きてると思うと「悪夢とはすぐそばにいるもの」ということを考えてしまいます。無理に引っ張り出して直視する必要はないけど、絶滅させることもできない難しい存在です。


嫌いなもの、避けたいものはたとえこちらが回避しても向こうからやって来ることが多いです。その時どう上手くやっていくか、正解のない解決策を自分で見つけるのが人生なのかと感じました。まさかこんなことをしんちゃんの映画で考えるとは思いもしませんでしたが、変な自己分析本を読むより2時間この映画を観た方があなたのためかもしれません(笑)